沖縄県土木建築部八重山土木事務所が整備する一般県道石垣空港線下田原大橋では、上部工の架設が完了し、床版の打設が行われている。現在、1/14の打設が完了したところだ。 下田原大橋(石垣市字白保地内)は、橋長350メートル、最大支間長57メートル(渡河部)、幅員10・2メートルの鋼8径間連続非合成多主I桁橋で、鋼重851トン、コンクリート量116立方メートル(ともに上部工のみ)。建設費は約20億円を予定している。 設計は大日本コンサルタント・中央建設コンサルタントJVが担当した。 上部工の施工は仲本工業・沖縄土木JVが担当。下部工形式は、A1が逆T式橋台、A2がラーメン式橋台で橋脚は張出式。施工はA1~2とP1、P4~6が沖縄土木、P2~3が信用組、P7が知念土木。 A2橋台位置下部の洞穴にコウモリ類の巣があるため、構造をラーメン式にするなど配慮している。 現在は床版の打設のほか、検査路の役割も兼ねるFRP防護版を設置しており、橋面工などの附帯工事を経て完了する予定。 全体工期は来年3月末を見込む。