近畿地方整備局紀南河川国道事務所が事業中のすさみ串本道路は、和歌山県東牟婁郡串本町サンゴ台から西牟婁郡すさみ町江住に至る19・2キロの自動車専用道路で、山間部の海岸線を通る。 併行道路が少ないことから、災害救援や救急医療搬送、観光振興など、地域の安全・安心・発展に寄与する道路として鋭意整備が進む。 二色川橋は、二つのトンネルを接続する橋長290・0メートル、総幅員12・9メートル(有効幅員12・0メートル)の鋼4径間連続細幅箱桁橋で、最大支間長はJR紀勢本線を跨ぐA1~P1間の80・65メートル。架設は、クレーンベント架設で行われた。 設計は東洋技研コンサルタント、上部工施工はUBEマシナリー、下部工施工は大林組(A1)と清水建設(A2)、森組(P3)が実施した。なお、P1とP2の施工は同事務所からの委託を受けJR西日本が実施した。 鉄道を跨ぐ橋梁工事にため、工事工程の調整が難しい中、工程管理などで工夫し今夏の完成を目指している。