岩手県沿岸広域振興局土木部大船渡土木センターが整備中の一般国道340号今泉大橋で上部工が進捗している。 今泉大橋(陸前高田市気仙町地内)は気仙川を渡河する橋梁で、東日本大震災津波で被災した陸前高田市今泉地区と高田地区との連絡橋として新設整備している。一般国道45号と三陸自動車道陸前高田ICとを、安全・円滑に接続する役割も担う。 橋長280・3メートル、鋼6径間連続非合成鈑桁橋の橋梁で、鋼重は工場製作工780・9トン。RC床版の重量791立方メートル。設計は中央コンサルタンツ。上部工の施工は北日本機械・中央コーポレーションJVが担当した。 架設は送り出し工法とクレーン架設を併用しており、気仙川右岸側のP3~P5間約114メートルを送り出し工法で架設し、6月末に完了した。その後左岸側の設備を解体しクレーン架設を行い現在は架設がすべて終了し、床版工事に着手している。今年度末の完成を目指す。