国土交通省中部地方整備局北勢国道事務所は、国道1号桑名東部拡幅事業において、伊勢大橋の架け替え工事を進めている。現在は下部工が進捗中だ。国道1号桑名東部拡幅事業は、三重県桑名市長島町又木から同市北浜町に至る延長約3・9キロの現道拡幅事業。現道の4車線拡幅による渋滞の緩和、交通安全確保および昭和9年架橋で老朽化が著しい伊勢大橋の架け替えを目的としている。 新橋は、長良川と揖斐川に架かる橋長1093メートルの鋼箱桁橋。現在、A1橋台、P1、P5、P6、P7橋脚を施工中で、A2橋台、中堤橋台が未着手、そのほかの11橋脚が施工済み。 国道1号として大きな役割を果たしてきた伊勢大橋は、広い道路幅、歩道および右折レーンを設けるなどの様々な対策を行うことでより便利で快適に、また、災害時における緊急輸送路としてより安全な橋に生まれ変わる。 完了した下部工の施工は、あおみ建設、大林組、鹿島建設、若築建設。現在施工中の下部工は、大林組。設計はオリエンタルコンサルタンツ。 令和5年度の上部工着手を目指している。