広島県東部建設事務所が施工中の福山沼隈道路改良事業では、福山市中心部と市南西部を結ぶバイパス道の側道を構成する「側道3号橋」(福山市草戸町)の上部工架設工事が進んでいる。
側道3号橋は、一級河川芦田川を渡河する現道の草戸大橋を下流側に架け替えるもので、川沿いの市道芦田川右岸2号幹線・左岸2号幹線と側道を接続する。
橋長368メートル、最大支間53メートル、幅員16・8~19・87メートルの鋼7径間連続非合成鈑桁橋で、鋼重は、付属物含め約1712トン。
設計は、下部工を大日本コンサルタントが担当し、上部工をMMB・川田福山沼隈線道路改良工事(1工区)JVが詳細設計付き施工方式で受注し実施した。下部工の形式は、橋台が逆T式橋台、橋脚が張出式橋脚、基礎が鋼管ソイルセメント杭で実施。施工はA1とP4~6を三島産業、P1~P3を山陽工業が担当した。現在、上部工架設工事と並行し、A2をサンヨーが担当している。
令和2年2月時点で、7径間中A1からP4までの4径間の架設が完了しており、出水期間の6月中旬までに桁架設完工を目指す