1973年の創刊以来、適正にそして公正に、さらに、業界への啓発を踏まえ様々なランキング(受発注高順位)を独自調査し掲載、紙面上に、橋梁文化と橋梁建設技術の融合と進化を焙り出してきたつもりだ▼例えば本紙調べの今年度上半期の上部工部門のランキングトップテンは川田工業、エム・エムブリッジ、横河ブリッジ、ピーエス三菱、三井E&S鉄構エンジニアリング、IHIインフラシステム、横河住金ブリッジ、JFEエンジニアリング、三井住友建設、宮地エンジニアリング、会社名は変われども、この面々にかつての右肩上がりだった橋梁業界を見る思いを抱く読者諸氏もいるかもしれない▼阪神淡路大震災、東日本大震災などの災禍の中を、その復旧に一丸となった橋梁業界、その先頭に立ってきた面々でもある▼今年も西日本豪雨、北海道胆振東部地震、多くの自然の猛威が日本列島を蹂躙し、また将来的にも首都直下型地震、南海トラフ地震などが発生した場合には未曽有の被害が予想される▼いよいよ来月は、平成最後の師走となるが、多年に渡り蓄積してきた橋梁業界の叡智をもって、防災・減災、そして国土強靱化を押し進め、この「平成」後の将来の不安を払拭して貰いたい。