日照不足がつづき、とくに農作関係者をやきもきさせていたが、一転連日の真夏日の日照りが続き、命を脅かすほどの猛暑で熱中症が多発し2020五輪の天候が心配されるほどだ▼こうしたもやもやを払拭してくれたのが女子プロゴルフのメジャー全英女子オープンで、初出場で見事優勝した渋野日向子プロの活躍だ▼小紙ファン(読者)など橋梁関係者にはゴルフ愛好者が多く、取材でゴルフが話題になることも少なくない▼たぶん、渋野プロの活躍は、降ってわいたものでなく、1977年の全米女子プロというメジャーを初制覇した樋口久子さんや米国で賞金女王になって活躍した岡本綾子さん、世界ランク一位まで上り詰めた宮里藍さんらの活躍、足跡の賜物だ▼諸先輩、歴史の育みが渋野さんの快挙につながったものだ、と思う人が少なくないだろうし、同時に、昭和、平成の橋梁の進化と似通った感慨を思い浮かべた橋梁人もいるはずだ▼かつて10月10日は体育の日(勿論1964年の五輪開催記念)。瀬戸大橋の起工式、鍬入れ式は昭和53年のこの日だった。記者は、錚々たる先人を一個所に集めて記念撮影。皆、青く晴れ渡った晴天のごとく、破顔一笑の笑顔だったことが今でも忘れられない光景として記憶に残っている。