文章を書くことを生業としている以上、どこかの政治家やテレビのコメンテーターのように、令和時代を「コロナ時代」などと軽々しく文字にはできないが、百年後には、「あのコロナ時代」などと今の艱難辛苦の生活を振り返ることになるかもしれない▼ところで、このコロナ禍においても防災、減災 国土強靱化に向けた対策、整備が行われていることは、小紙新年号1面の水沢橋(秋田県)の記事や橋梁架設特集ページなどにグラビア紹介しているが大変心強い▼なぜこんなことを書くかというと、コロナ禍における大手橋梁メーカーの動向が気になるからだ。今後の国土強靱化や防災・減災対策のリーダーとして橋梁業界を牽引してもらわなければならない▼知人に頼んで最大手企業のカレンダーを入手してもらい、最近の実績現場の絵図(写真)を拝見した。最大手とあってカレンダーを飾る写真は海外空港設備や大学記念館、高層ビルなどが主要だったが、インフラ関連もダムやウインドファーム、東京港を跨ぐ新横断橋「海の森大橋」を見つけ安堵した▼その東京湾岸エリアに多数の会場が置かれる東京オリンピック・パラリンピックの開催まであと数か月。3月25日には聖火が福島をスタートする予定だ。