コロナ禍の夏本番。東京五輪オリパラ前に「感動」と「勇気」をもらった。いやなに、米大リーガー大谷翔平選手の活躍に、だ。野球といえば前の小紙に、YOKOHAMA AIR CABINとともに今は往年の面影すらないDeNAの低迷を嘆いていた▼全国の橋梁関係者にも野球好きが官民問わず多く、工事中の地域住民との交流のために、親善野球が行われることが多い。横浜はベイブリッジや鶴見つばさ橋など、長大橋の聖地・本四に倣った橋梁も多い聖地なのだが、現状を見れば熱情ある橋梁技術者がいなくなったのか、と寂しくもある▼記者は、岩手の中学生の頃、県野球大会に出場した。たまたま県大会初出場のわがチーム、金田一中学が準優勝した。孤軍奮闘のエースが延長12回、再試合2度や延長戦を投げぬき、27イニング無失点の快挙を成し遂げ今でも語り草だ。中学生野球という一時期を市井の徒としてそんなチームと過ごした時間が今なお「感動と勇気」につながっている、と思っている▼勿論、橋梁技術者からの「感動と勇気」も毎号の小紙の行間から読ませてもらっている。新型コロナウイルスのため、海外客は来ないため、日本の先進技術、特に世界に誇る橋梁群を見せられないことは、非常に残念だ。