あけましておめでとうございます。今年もよろしく、本紙ご愛読のほど、お願い申し上げます。令和5年5月に新型コロナウイルスが5類に移行してから、ようやく落ち着いて新年を迎えられるようになった。が、油断は禁物だ▼昨年10月の衆院選で歴代3度目となるハング・パーラメント(宙づり議会)となった。戦後日本政治の中では極めて珍しい事態といえるが、世界の主要な議会制民主主義国では珍しい現象ではないという▼与野党間の信頼関係、政策協議の透明性が求められ、国の舵取りをする前に議会の舵取りをしなくてはならないが、石破茂総理は幸い、八方塞がりとなる障害はないようだ▼道路建設および改築、維持管理も含めた公共事業の発注動向は、政権の意向、政治状況を色濃く反映する。われわれ橋梁業界としては昨年までの与党単独過半数時代より以上に、今年は政治の動きに多くの関心を払う必要があるだろう▼米国では会社の与信調査に社員の出社状況、退職者割合、社員平均年齢などをスコアリングする動きもあるとか▼そこで、わが国の政治家も、スコア制度を導入してみては。石破総理を筆頭に国会議員全員をスコアリングするとどうなるか。信用度を何で測るかが一番問題だが。