国土交通省近畿地方整備局奈良国道事務所が工事を進める京奈和自動車道大和御所道路の建設工事で、新堂交差点を横断するD―2ランプ橋の夜間一括架設が7月29日に行われた。 同橋は197メートル(43・1+66・5+47+38・366)、有効幅員6・78メートルの鋼4径間連続合成箱桁橋。JFEエンジニアリングが上部工の製作・架設を受注した。今回の架設は中央部にあたる45・719メートルの箱桁部材。内宮運輸機工と立共建設が架設工、桁の添接作業などにあたった。 当日は和歌山方面からの京奈和自動車道と東西に走る大和高田バイパスの側道を21時から通行止めにした。箱桁を積載した多軸式特殊台車を停め置いた近接ヤードから時速10キロで走行させ、一旦、南側に旋回させ、スイッチバックして約1時間かけて架設地点に到達した。 東西方向にすでに架設済みのランプの桁はベントの支えを緩めて若干の傾きを与えてから、多軸特殊台車のジャッキをゆっくりダウンさせ、落とし込んだ。 その後、ボルトの添接作業が行われ、予定通り無事に架設を終えた。