国土交通省関東地方整備局北首都国道事務所が事業を進める国道4号東埼玉道路の大落古利根川を渡河する橋梁では、上部工を推進している。 同橋は、国道4号東埼玉道路の越谷市増森地先から、北葛飾郡松伏町下赤岩地先に位置する上り線橋長132・7メートル、最大支間長33・2メートル、下り線橋長131・6メートル、最大支間長32・9メートルの鋼4径間連続非合成箱桁橋で、総鋼重は約700トン。 設計は大日本コンサルタント(現大日本ダイヤコンサルタント)。 上部工は、上り線側を佐藤鉄工、下り線側を日本ファブテックが施工。架設工法は600トンクレーンを用いたベント工法で、河川管理者協議などを経て、当初予定していた200トンクレーンと河川構台を併用した工法で合理化を図っている。 桁架設は令和5年9月から着手し、今年2月、上下線ともに桁架設が完了した。今後は床版工や高欄工などを行い、令和7年春頃の一部区間供用開始を目指す。