国土交通省東北地方整備局三陸国道事務所が整備する小山田こ道橋の上部工の工事が、平成30年度内の完成に向け着々と進捗している。
小山田こ道橋は、岩手県と共同で整備を進める一般国道106号宮古盛岡横断道路宮古西道路(宮古市藤原3丁目~同市根市IC、総延長約7・3キロメートル)のうち、県道277号との交差部を架設するもの。磯鶏トンネル(延長約1・5キロ)と小山田トンネル(約1・1キロ)を結ぶ。
架橋地は宮古市小山田地内。橋長93メートル、幅員12メートルのPC3径間連結コンポ橋で、綜合技術コンサルタントが設計。
下部工の構造は逆T式橋台(A1・2)と張り出し式橋脚(P1・2)で、施工はA1大成建設、P1淺沼組、P2及びA2飛島建設が担当。基礎部はA1のみ深礎工法が採用されている。
上部工は富士ピーエスが施工しており、現在は橋台の背面でセグメントを組み立て、架設桁架設工法で施工が進められている。桁架設は10月中に完了する見通しで、その後、床版や高欄、付属物等の工事に入る。
宮古西道路の事業完了は平成32年度を見込む。