和歌山県は紀の川を渡河する恋野橋の架け替え工事を進めている。
同橋は県道山内恋野線、橋本市隅田町芋生~恋野地内に架かる橋長173・7メートル(最大支間73メートル)、幅員10・5~13メートルの鋼3径間連続非合成箱桁橋。旧橋は1954年に架設、形式は3径間鋼単純下路式トラス橋。
現在、A1およびP1が完成し、上部工が発注されたところだ。工場製作を経て、今年10月から上部工の架設に入る見込み。閉合(架設)予定は19年6月。
設計は日建技術コンサルタント、下部形式はA1が逆T式橋台(場所打ち杭)、A2が逆T式橋台(深礎杭)、P1およびP2が壁式橋脚(直接基礎)、同施工者A1が中山組、A2が伊藤工務店、P1が西組、P2が小池組、上部工は駒井ハルテック。
鋼重およびコンクリ量は鋼重737トン、下部工コンクリート量計2721立方㍍、建設費は約14億円(うち上部工約10億円、下部工約4億円)。工期は2016年7月~20年3月。