早津江川橋 有明海沿岸国道事務所

早津江川橋

九州地方整備局有明海沿岸国道事務所が建設中の国道208号有明海沿岸道路において、早津江川橋(福岡県大川市~佐賀県佐賀市)の上部工工事が進捗している。 同橋は、福岡県と佐賀県の県境を流れる早津江川を渡河するアーチ橋を中心とした複合橋で、橋長は854メートル(渡河部448メートル)、最大支間長150メートル、最大幅員21・9メートル。 上部工の形式は、渡河部のP3ーP7が鋼4径間連続単弦中路アーチ橋、A1ーAP4がPC4径間連続中空床版橋、AP4ーAP11がPC7径間連続プレテン床版橋、AP11ーP3が鋼3径間連続非合成箱桁橋。下部工の形式は逆T式橋台と張出式橋脚、門型橋脚、壁式橋脚。設計は長大が担当した。 渡河部における下部工の施工は河建(P3)、若築建設(P4)、鉄建建設(P5)、富士建設(P6)、富士建設(P7)。上部工は日塔・宇部・日橋JVが担当している。 現在、佐賀県側の補剛桁から架設を進めており、7月から航路上の送り出し架設が始まり、その後アーチリブ、ケーブル架設を行う。航路を跨ぐため、架設用のベント設備を設置できず、橋面に4腹板のモーメント連結設備が必要となる。8月下旬に架設を完了させ、来年3月の完成を目指す。

 

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