橋梁点検を後方支援

水野 真之

株式会社JALUX
機械資材部特殊設備資材課長
水野 真之さん

JALグループのJALUXで、伊・Barin(バーリン)社製橋梁点検車の輸入販売手掛ける、機械・資材部特殊車両・設備資材課の水野課長。JALのグループ会社である同社が、インフラ分野の事業を展開するのは異色に思えるが、「航空・空港分野で培ってきた調達実績に加え、JALUX上海が日本に先駆けて中国内でバーリン社の橋梁点検車を販売していた経験があるのも大きい」と振り返る。
2013年に近接目視による橋梁点検が義務化されたことを受けて、同社は翌14年から橋梁点検車の輸入販売を開始。開始当初は車両の不足が不安視されていたが、バーリン社製の橋梁点検車もいち早く展開され、国産車ではカバーできない大型橋梁点検を支援してきた。
「現在、バーリン社製の橋梁点検車は全国で10台稼動していますが、すべて仕様の異なる車両です。お客様から必要な仕様を伺い、さまざまな現場条件に対応できるようできるようオーダーメイドで提供させていただいています。アウトリガー不要の省スペース点検も強みです」とPRする。
水野課長が同課に配属されて4年半以上。それまでは印刷・用紙関連の営業や調達に携わっていたが、もともと大きな車が好きで、学生時代に大型自動車免許を取得していたことなどが考慮されメンバーに選ばれた。
「『国産の橋梁点検車では点検できなかった橋梁がバーリンではできた』とおっしゃっていただけると、少しですが私どもの事業が社会のお役に立っていると実感できます」と笑顔を見せる。
40歳を過ぎてからトライアスロンをはじめた。日本最長の佐渡大会を6回完走したのが自慢で、「現在は競技からは遠ざかっていますが、公式審判員として年間に6回ほど大会に参加していて、今年は茨城国体の競技役員も務めました」と語る。
1966年生まれの53才、兵庫県出身。

愛知製鋼