津興橋 津市建設部

津興橋

津市建設部が建設を進める塔世橋南郊線の津興橋(津市津興~寿町)では、今秋からの上部工架設に向けて、新橋の桁の製作が進められている。 旧橋は1930年完成の鉄道橋で、廃線となった61年から道路橋として転用されていた。 完成から90年以上経過し老朽化による損傷が進行したため、2016年から国の「大規模修繕・更新補助制度」を活用した橋梁の架け替え工事が進められている。同制度活用の更新事業では、東海地方第1号となる。 新橋は橋長136・0メートル、最大支間長38・0メートル、幅員15・3メートルの鋼4径間連続非合成Ⅰ桁橋で、設計は中央コンサルタンツが、上部工施工はJFEエンジニアリングが実施している。 一日平均1・36万台もの車両が通行することから、工事に当たっては通行止めにならないよう、既設橋の下流側に迂回路となる仮橋と工事用仮橋を設置し、交通を確保した。仮橋は新橋完成後に工事用仮橋とともに撤去される予定。26年度の完成を目指している。

愛知製鋼