国土交通省近畿地方整備局大阪国道事務所が推進する淀川大橋(国道2号)床版取替の2期工事が、順調に進捗している。 淀川下流部を渡河する淀川大橋は1926年に架設された。供用後90年が経過し、現在、長寿命化に向けて老朽化したRC床版から、重量の軽い鋼床版への取替工事が進められている。併せて、耐震性向上も図る。 同橋は、橋長724・5メートル、幅員20・8メートル、上部工形式は中央径間が鋼6径間単純上路式ワーレントラス橋(リベット接合)、側径間が鋼12径間単純鈑桁橋(リベット接合)。下部工形式は、中央径間が円柱橋脚(オープンケーソン基礎)、側径間が控え壁式橋台(木杭基礎)と小判型橋脚(木杭基礎)。設計はエイト日本技術開発、施工はIHIインフラシステム・横河住金ブリッジJVが担当。 17年8月に下流側1期工事がスタートし、18年7月に終了した。現在は昨年10月から開始した上流側2期工事が、19年8月完成を目標に鋭意進められている。中央部3期工事は19年9月に開始する予定で、20年3月の事業完了を目指す。