国土交通省関東地方整備局常陸河川国道事務所が整備を進める潮来佐原線橋(上り線)は、今年3月に桁の架設が完了し、来年3月の工事完成に向けて、足場の解体工などが進められている。 同橋は東関東自動車道 水戸線(潮来~鉾田)の茨城県潮来市前川から同市延方西に至る橋長293・0メートル、最大支間85・0メートル、幅員12・9~12・65メートルの鋼4径間連続細幅箱桁橋で、鋼重約1420トン、コンクリート総量は約1165立方メートル。 設計は三井共同建設コンサルタントが担当した。 下部工の形式は逆T式橋台と張出し式橋脚で、施工はA1、P1、P2がキムラ工業、P3、A2が昭和建設。 上部工の施工は横河NSエンジニアリング。 橋桁はクレーンベント工法で架設し、県道潮来佐原線と交差する個所については、夜間交通規制を実施したうえで架設工事を行っている。