熊本市都市建設局が整備を進める熊本西環状道路(一般県道砂原四方寄線)花園高架2号橋の上部工工事が近く完成を迎える。 花園高架2号橋は、橋長315メートル、最大支間長52・5メートル、幅員10・15~12・15メートル、鋼重956トン。設計は建設技術研究所が担当した。 下部工の形式は逆T式橋台と矩形柱張出し式橋脚で構成。施工はA1とP4がKTロテック、P1が昇建設、P2とP3が大智・富総JⅤ、P5が諌山工業、A2が成南建設。 上部工の形式は、鋼6径間連続非合成鈑桁橋で、施工は横河ブリッジ。架設は6径間連続の送り出し工法が採用された。建設費(上部工)は約11億9150万円。 熊本西環状道路は、南区砂原町と北区下硯川町を結ぶ、延長約12キロの自動車専用道路で、熊本都市圏の渋滞緩和を目的に整備が進められている。 昨年3月に花園IC~下硯川ICまでの4・1キロが開通。現在は池上IC~花園ICの区間(延長約4・6キロ)で花園高架2号橋と1号トンネル(延長872メートル)、谷尾崎高架橋(508メートル、PC6径間連続ラーメン箱桁橋)の整備が進められている。