九州地方整備局大隅河川国道事務所が建設中の坂上跨道橋では、上部工主桁の架設工事が進む。 同橋は東九州自動車道の鹿児島県曽於郡大崎町井俣に架かる橋長31メートル、最大支間30・1メートル、全幅員7・5メートルの跨道橋で道路橋と水路橋で構成。道路橋はポストテンション方式PC単純少主桁橋(セグメント橋)。水路橋はPC単純ポステン水路橋(現場打ち桁)。下部工はともに逆T式橋台。 設計は綜合技術コンサルタント。下部工の施工は国基建設、上部工の施工はピーエス三菱。 道路橋のポストテンション方式PC単純少主桁橋は両橋台背面に架設用の大型トラッククレーンが設置できないため、門型架設機で架設桁を架設。水路橋では、くさび式支保工を用いた固定式支保工で施工している。 3月29日に上部工が完成する見通しで、その後は9月頃の供用に向けて橋梁前後の取付け工事に着手する予定だ。