北海道開発局札幌開発建設部が建設を進める新石狩大橋では、LB橋の上部工が進捗し、2013年度に開始された工事も大詰めを迎えている。 同橋は、国道275号江別北道路の石狩川を渡河する橋長919メートル、幅員9・0メートルの3連橋で、札幌市側から橋長約265㍍の5径間連続合成鈑桁橋(LA橋)、橋長約441メートルの4径間連続鋼床版箱桁橋(LB橋)、橋長213メートルの4径間連続合成鈑桁橋(LC橋)で構成され、総重量は5000トンを超える。 設計はLA・LC橋がドーコン、LB橋が中央コンサルタンツ。 下部工の形式は、A1・A2橋台が杭基礎と逆T式橋台、P1~P5とP10~P12橋脚が杭基礎と壁式RC橋脚、P6~P9がニューマチックケーソン基礎と壁式RC橋脚。施工はA1が山田組、A2が伊藤組土建と岩田地崎・勇特定JV、P1~P3が新太平洋建設、P4~P5が岸本組、P6~P8が岩田地崎・勇特定JV、P9が伊藤・宮坂特定JV、P10~P12が豊松吉工業。 上部工の施工は、LA橋とLB左岸橋が横河ブリッジ、LB右岸橋が川田・釧路特定JV、LC橋が日立造船。 今年度は、河川阻害率低減のため最低限のベント(仮支柱)で架設を行っている。また来年度は、橋梁架設用の特殊なクレーンを用いることで、ベント無しでの架設を行う。来年度7月末頃に閉合を予定し、早期の供用開始を目指す。