国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所は、東日本大震災の復興道路として整備する三陸沿岸道のうち、気仙沼湾横断橋を含む気仙沼港IC~唐桑半島IC間(延長7・3キロ)について、3月6日に開通すると発表した。 今回の開通により、宮城県内の三陸沿岸道は全線開通することになる。 気仙沼湾横断橋は、橋長1344メートル(海上部680メートル、陸上部664メートル)、幅員12~14メートルの大川河口部と気仙沼湾湾奥部に架かる長大橋。 上部工形式は海上部が3径間連続鋼斜張橋、陸上部が鋼7+3径間連続箱桁橋。 桁下の高さは漂流物や船舶の航行などに配慮しており、約32メートルに設定されている。 愛称は「かなえおおはし」に決まり、開通後は復興のシンボルとして更なる観光振興への寄与が期待されている。