「3度目の正直」となるかどうか、いや、今や新型コロナウイルス感染拡大防止対策は、極めて深刻な「正念場」といってよい▼本号が小紙ファン(読者)の手元に届く頃は、GWの真っ最中となっているはずだが、意に反して政府は、新型コロナウイルス対策として3度目の「緊急事態宣言」を4都府県(東京、大阪、兵庫、京都)に発出。GWを利用して、人的交流を徹底して抑制する政策だが、休業の要請、酒類提供などの自粛で、どう転ぶのか▼日本は、G7の中でも、社会・政治経済はもとより社会基盤の源泉となる社会インフラ整備でも先進国としての役割と牽引を果たしてきたが、肝心の新型コロナウイルスのワクチン接種はかなりの遅れをとっている。G7どころか、先進国クラブと言われるOECD加盟国クラスの中でも接種率は下位ランクだ。医療先進国の称号は返上し、このまま後発(後進)国となるのか、あるいは巻き返しとなるのか、GWは返上しても人流の密は抑制、避けるなど国民として協力されたい▼この時期になると、気になることは、令和3年度の橋梁市場の動向だ。果たして、1兆円市場に迫る指標となる上期の数字、といえるかどうか。コロナ禍とはいえ、橋梁記者ならずとも気になろう。