仙台河川国道事務所が建設を進める湯渡戸橋は、昨年7月に桁を閉合し、このほど床版工が完成した。 同橋は、国道48号の仙台市青葉区作並湯ノ原地内に位置する橋長70・1メートル、最大支間68・7メートル、幅員15・3メートルの鋼単純非合成箱桁橋で、総鋼重は約560トン。 建設費は約6億4000万円(上部工)を計上する。 設計はオリエンタルコンサルタンツが担当した。下部工の形式は逆T式橋台で、施工はA1、A2とも熱海建設。上部工の施工は日本ファブテック。 同橋は、仙台市西部地区の積雪寒冷地に建設されるため、「東北地方におけるRC床版の耐久性確保の手引き(案)」に基づいた床版の設計および施工を行っている。 今後、橋面舗装および橋梁付属物工を行い、早期の供用開始を目指す。