阪神高速道路管理本部大阪保全部は、１４号松原線の喜連瓜破（きれうりわり）橋大規模更新工事を実施している。 同橋は、長居公園通の瓜破交差点を渡跨する延長１５４メートル、幅員１８・５メートルのＰＣ３径間有ヒンジラーメン箱桁橋。１９８０年（昭和５５年）供用。 橋桁の中央部を剛結しない構造としたため、設計想定以上に路面の垂れ下がりが生じた。外ケーブル緊張による変形抑制などの応急対策では抜本的な解決とはならず、今回、鋼床版箱桁の連続橋に架け替える。 重交通路線を供用させながら上空で橋梁を撤去・架設する前例のない工事となるため、１４号松原線の喜連瓜破～三宅間は２５年３月まで終日通行を止める計画だ。 詳細設計・施工は、大成・富士ＰＳ・ＭＭＢＪＶが技術提案交渉方式で契約。工期は２１年７月～２５年６月。契約額は１３２億１１００万円。 現在、来年１月からの本橋切断に向け、橋上に架設桁を設置している。
