小紙人気コラム、執筆者自筆によるリレー橋友録「私の橋歴書」は1100回を超え、ますます注目を集めている▼このコラムは、執筆者自身による橋梁に関連するエピソードや経験を語るもので、読者にとって非常に魅力的な内容となっている。昨年には多くの有望な人材がこの社会に加入したと考えられ、今後もその数は増え続けることが予想される▼これまでの橋歴書を読むことで、彼らがどのように探求心をもって困難を乗り越え続けたのか、その秘訣が読み取れる。先人たちの志望動機や契機は様々だが、共通点は、公共・社会インフラである橋梁や道路整備、建設に対する情熱を持っていることだ▼これらの人々は、橋梁社会で積み上げた経験をもとに、後進の指導・育成に尽力し、それを受け継いだ未来のレジェンドは次の高み(頂上)を目指しているはずだ▼「頂上」といえば今では鬼籍に入られた瀬戸大橋の立役者である杉田秀夫さんは、技術者として津軽海峡を挑戦するという夢を持っていた。そうした熱意と情熱を持った人々が橋梁社会に加入することで、橋梁社会はますます充実し、今後も進化していくことだろう。こうした未来を見据えて、今後も橋梁に対する情熱を持った人々の活躍を期待している。