東日本高速道路北海道支社が整備を進める道東自動車道のペケレベツ川橋は、昨年11月に桁の架設が完了し、床版工や橋梁付属物工などに向け準備が進められている。 同橋は、同道の4車線化事業に伴い建設されるもので、上川郡清水町清水に位置する橋長144メートル、幅員9・76メートル、最大支間長53メートルの3径間連続2主鈑桁橋。鋼重は305トン、建設費は約39億円(上下部工の契約額)を見込んでいる。 設計は中央コンサルタンツが担当した。 下部工の形式は逆T式橋台と壁式橋脚で、施工はフジタ。 上部工は、横河ブリッジがクレーンベント工法で架設した。 一期線近接工事となるため、レーザーバリアを使用するなどの安全対策を講じている。 また、デジタル技術を活用し、3Dモデルによる干渉チェックや点検ルート確認を行い、品質向上や維持管理性に優れた橋梁を実現するとともに、受発注者間の協議、合意形成の円滑化にもつなげている。