広島県では、江の川橋の建設を進めている。
同橋は安芸高田市吉田町地内、東広島高田道路(主要地方道吉田豊栄線)の一級河川江の川および県道を跨ぐ橋長174・5メートル、幅員9・5メートルの鋼4径間連続合成2主鈑桁橋。
下部工はA1が逆T式橋台、A2がL型橋台および壁式橋脚 3基。上部工鋼重量は354・3トン、建設費は上部工が約5・8億円、下部工が約2・9億円。
場所打ちPC床版を有する2主鈑桁で、桁高は2・7メートル、腹鈑には少補剛設計を適用させた。鋼材にはLCCに配慮して耐候性鋼材を使用した。
また、A1橋台側からA2橋台方向への(下り勾配2.5%)送り出し架設を採用している。
設計はパシフィックコンサルタンツ、施工は下部工を熊高組(A1・P1・P2)と大之木建設(P3・A2)、上部工をエム・エムブリッジ(桁製作・架設)と川田建設(床版)が実施。
現在、床版工を施工中で、平成30年3月までに舗装工を含む橋梁区間の完成を予定している。