宮沢橋 仙台市南道路建設課

宮沢橋

仙台市建設局道路部南道路建設課は、都市計画道路南小泉茂庭線の整備を進めている。そのうち宮沢橋工区では、現在、宮沢橋の架替え工事が行われ、上部工が施工中だ。 同橋は仙台市太白区根岸町~若林区堰場に位置し、現橋の上流約30メートルの場所に建設される橋長145・9メートル、幅員25・8メートルの鋼2径間連続箱桁橋。下部工はラーメン式橋台と小判型壁式橋脚。 設計は上・下部工とも国際航業で、下部工の施工はA1、A2が橋本店、P1が橋本店・河北建設JV。上部工の施工は駒井ハルテック・三井住友建設鉄構エンジニアリング・角藤JVが担当。 今年11月に橋桁の降下作業まで完了する予定で、12月からは床版工の型枠、鉄筋組立を進め、来7年秋頃を目途に床版コンクリート、地覆、高欄設置などが完了する見込み。 出水期内で支間長約70メートルのクレーンベント架設を完了させるため、ベント設備を1基とした大ブロック架設を行った。ヤードが狭隘で超大型クレーンの搬入は不可能なため、500トン吊クローラクレーンに外部ウエイト(パレットウエイト)を使用することで不足するクレーン能力を補い、架設を実現した。 また送り出し先である国道286号は6万台/日もの交通量を有する。規制期間を短縮するため、日中に送出しを行い夜間に手延機を搬出するなど、交通への影響に配慮しながら施工を進めている。

愛知製鋼