香川県小豆郡の土庄(とのしょう)町建設課が整備中の、沖之島離島架橋の建設工事では、上部工架設に向けて主桁の製作が進む。 同橋は、小豆島本島と沖之島を結ぶ海上橋で、現在、両島を結ぶ交通手段が小型船舶のみとなっており、交通の不便性の解消や災害時対応などを目的に離島架橋を整備するもの。 計画延長340メートルのうち、橋梁部は橋長33メートルのPC単純ポステン中空床版橋で、下部工形式は逆T式橋台、基礎は直接基礎。架設は架設桁架設工法により行う。 設計は長大、上部工施工はニューテック康和、下部工施工は大本組(A1)とトミウン(A2)。 橋台2基が完成し、橋梁部に接続する取付道路の施工と橋梁主桁の製作を進めており、春頃には上部工を架設して残りの取付道路を施工する予定。令和8年度の完成を目指している。