
国土交通省東北地方整備局秋田河川国道事務所が建設中の、川袋川橋(秋田県にかほ市象潟町)では現在、上部工工事が進捗している。 同橋は、日本海沿岸東北自動車道(新潟市~青森市、総延長約320キロ)を構成する「遊佐象潟道路」(小砂川IC(仮称)~象潟IC、7・3キロ)に架かる橋梁で、川袋川を渡河する。 橋長は146メートル、上部工形式はPC2径間連続ラーメン箱桁橋。下部工形式はA1が箱式橋台、P1が壁式橋脚、A2が逆T式橋台。 設計は大日本コンサルタント(現:大日本ダイヤコンサルタント)、上部工施工は日本ピーエス、下部工施工はA1・A2が三共、P1が沢木組。現在は、張り出し架設が進められており、2025年度内の完成を目指している。 今回の工事における品質向上対策として、温度応力解析を実施し、パイプクーリングなどによるひび割れ抑制対策を実施している。 また、施工効率化として、ICT計測機器を用いた全自動緊張管理システムを活用することにより効率化・省力化に取り組んでいる。