西船場JCT 阪神高速

西船場JCT

阪神高速道路大阪建設部大阪改築事務所は大阪市西区西本町~江戸堀間の1号環状線と16号大阪港線で西船場JCT改築事業を行っている。
同事業は延長1690メートル、最大支間98メートル、上部工は多径間連続鋼鈑桁橋10橋+単純鋼鈑桁橋3橋+多径間連続鋼箱桁橋2橋+単純鋼箱桁橋3橋+多径間連続中空床版ラーメン橋1橋、下部工はRC橋脚+鋼製橋脚+鋼管集成橋脚+既設RC橋脚・鋼製橋脚拡幅。
現在、大阪港線は桁架設が完了し、床版・高欄工を施工中。環状線は着手可能個所から鋼管杭・場所打ち杭・ケーソンによる基礎工と橋脚工事を施工。高速路下や民間施設が近接するという狭隘な条件で、幹線道路などへの影響が最小限となるよう施工を進めている。特に大阪港線の1車線拡幅は増加する地震荷重を既設橋脚間に設置する中間橋脚が分担し、施工ヤード、工期短縮、地震時の復旧性を考慮し鋼管集成橋脚を採用。柱部では既製鋼管、柱の横つなぎ材は低降伏点鋼を用いたせん断パネルを挟み込んだ耐震性の高い構造を採用。
上部工の施工は横河ブリッジ(ラーメン橋は清水建設)。下部工の施工業者は清水建設(鋼製橋脚は横河ブリッジ)。
完成は2019年度を予定している。

愛知製鋼