ウーマンパワーの活躍をウリにする(啓蒙推進)ために、女性閣僚の登用を積極的にする政権も珍しくなってきているのに▼これは、当事者の品性、としか言いようがない。財務省事務方トップのセクハラ騒動は今後、どんな糸のほぐしが行われるのか▼相次ぐ幹部の辞任に加え、更には、新潟県では、買春疑惑による知事の辞任申出まで。これらの人に人生100歳時代を、我々国民は全面的に託しているのだが・・・▼翻って、橋梁社会の「品性」について。数多くのそれを見させてもらってきた小欄の橋梁記者は、それをナビとして記者人生を歩んで来た。約45年もやっていれば「できれば役所(発注者)の紹介状があれば、広告も出稿、協力しやすいのだが・・・」と、そんな提案がない訳ではなかったが、そんな時には頑なに「それだけは」と「品性」に片意地を張ってきたつもりだ。たぶん、「品性」を失っていたら新聞の題字に貼り付けている「創刊1973」も「わが国唯一の橋の専門紙」の標語はなかったはず、と思う▼最近「この女性(ひと)に聞く」の連載人物紹介コーナーは小紙の重石となっている。ウーマノミクスといえば、2020東京五輪会場のゴルフ場名門霞ヶ関カンツリークラブの女性会員入会問題はどうなったのか知らん。